在宅医療にどこまで踏み込んでいるかを示す区分です
求人票や医療機関のサイトで見かける言葉ですが、何を意味するのかが伝わりにくい用語です。
在宅医療を行う診療所には、在宅療養支援診療所(在支診)という区分があります。24時間の連絡体制や往診体制など、一定の要件を満たした診療所が届け出るものです。
さらにその上に、「機能強化型」という区分があります。
単独型と連携型があります
機能強化型には2つの形があります。
| 単独型 | 1つの医療機関で要件を満たす |
| 連携型 | 複数の医療機関が連携して要件を満たす |
連携型は、他の医療機関と協力して24時間体制を組む形です。1つの診療所ですべてを抱えるのではなく、地域で支える設計になっています。
医師の働き方という観点では、連携型のほうが個人の負担が分散されやすいという見方もできます。
求職者にとって、この記載は何を意味するか
「在宅医療を本格的にやっている」ことの目安になります。
機能強化型の要件には、緊急往診や在宅での看取りの実績が含まれます。つまり、看取りまで担う体制があるということです。
医師・看護師にとっては、次のような意味を持ちます。
| 症例の幅 | がん・緩和ケア、看取りまで経験できる可能性が高い |
| 24時間体制 | 夜間対応が必要になる。個人が背負うのか、組織で回すのかは確認が要る |
| 専門医を目指す場合 | 症例を積む環境として意味を持つ |
確認しておきたいのは「24時間体制を誰が担っているか」です。制度上の届け出があっても、実際には特定の医師に負担が集中している場合があります。
当院の場合
すみだ両国まちなかクリニックは、機能強化型在宅療養支援診療所(連携型)の認定を受けています(2024年12月)。
- 緊急時はクリニックとして24時間365日対応します。個人がすべてを引き受ける形ではありません
- 訪問診療は9:00〜17:00の日勤のみ。夜勤・当直はありません
- 開院1年目で、訪問診療285名・在宅看取り64名
あわせて、指定自立支援医療機関(精神通院医療)の指定も受けています(2024年12月)。
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