「まず、うちに来てください」と言える場所をつくりたかった
体調が悪いとき、多くの人は「これは何科なんだろう」と迷います。迷っているうちに時間が経ち、受診が遅れる。夜になって困っても開いている診療所がない。休日はなおさらです。
その「どこに行けばいいか分からない」を減らしたい、というのが開院の動機でした。
だから当院は、内科・小児科・心療内科・睡眠外来を一つの場所で診ています。年360日、平日は夜20時まで診療し、訪問診療では24時間365日の体制をとっています。「困ったときにいつでも頼れる場所でありたい」という考えを、そのまま診療時間の形にしました。
「こんなことで病院に行っていいのかな」と思うような症状こそ、早めに相談してほしい。そう思っています。
幅広く診ることを選びました
専門を絞って深く掘る道も、医師のキャリアとしてはあります。私はそうしませんでした。
大学ではリウマチ膠原病内科に在籍し、その後は総合内科、そして在宅診療を経験しました。その過程で、一つの臓器ではなく、その人の生活ごと診るほうが自分には合っていると考えるようになりました。
在宅診療に伺うと、どんな家に住み、誰と暮らし、何を食べているかが見えます。病院の診察室では見えなかったものです。開院からの1年で285名のご自宅に伺い、64名の方の最期に立ち会いました。
外来も訪問も、やっていることは同じだと思っています。目の前の人が何に困っているかを聴いて、できることをする。 それだけです。
教えることは、自分のためでもあります
医師国家試験の講義を115回・116回と担当し、いまも研修医向けの講座や、感染症・ステロイドの講義を続けています。
続けている理由は、教えるためには自分が理解していないといけないからです。人に説明できない知識は、自分のものになっていません。講義の準備は、そのまま自分の勉強になります。
当院でも、院内の研修会や多職種でのカンファレンスを行っています。分からないことがあれば、その都度調べて、共有する。そういうやり方が当たり前になっている場所にしたいと考えています。
働き方は、こちらが合わせます
当院には現在、私のほかに8名の医師がいます。多くは曜日を決めて、週1日ほどのペースで入っています。
フルタイムで働ける人だけを求めているわけではありません。 週1日でも、夜だけでも、午前だけでも、1日だけでも構いません。まず1日試していただいて、それから決めていただければ十分です。
条件や雰囲気が合うかどうかは、実際に働いてみないと分かりません。見学だけでも構いませんので、一度いらしてください。
すみだ両国まちなかクリニック 院長 郡司 竜太郎