胸がドキドキして不安…不整脈を見逃さないためのセルフチェック

「急に胸がドキドキして、落ち着かない」「脈が飛んだり、乱れたりする感覚がある」
こうした不安を感じている方は、もしかすると不整脈が起きているのかもしれません。年齢や体質にもよりますが、不整脈の多くは軽度なものが多い一方で、重大な病気のサインである可能性も否定できません。ここでは、不整脈を見逃さないためのポイントと、セルフチェックの方法をご紹介します。

不整脈ってどんな状態？

心臓は、本来一定のリズムで血液を送り出しています。しかし、そのリズムが乱れると「胸がドキドキする」「脈が飛ぶ」「胸が苦しい」といった症状を感じることがあります。

• 期外収縮：脈が飛んだように感じる、ドキッとする不整脈。比較的多くの人に起こりやすい
• 頻脈性不整脈：心拍数が異常に速くなる
• 徐脈性不整脈：心拍数が遅すぎる

不整脈によっては、めまいや息切れなどの症状が出ることもあるため、放置せず注意が必要です。

セルフチェックのポイント

脈を測ってみる
手首の内側や首の動脈などで、自分の脈を軽く押さえて確認します。脈が定期的にリズムよく打っているか、不規則に飛んだり乱れたりしないかチェックしてみましょう。

胸の違和感や息切れ
日常生活の中で急に胸がドキドキしたり、動悸が激しくなって息切れやめまいを感じることが増えていませんか？ そういった変化をノートやアプリに記録するのも◎。

ストレスや生活習慣
不整脈にはストレスが大きく影響するケースがあります。最近忙しい、寝不足が続いている、カフェインを多く摂取しているなど、心当たりがある方は生活習慣を見直すチャンス。

こんな症状は要注意

• 突然の動悸や胸の痛み、めまい、息切れが繰り返し起こる
• 安静時でも心拍数が異常に速いor遅い
• ちょっと運動しただけで極度の疲労や息苦しさを感じる

こうしたサインが現れる場合、より専門的な検査が必要になることもあります。早めに医療機関で相談してみましょう。

当院でのサポート

すみだ両国まちなかクリニックでは、不整脈に関する相談や検査を総合的に行っています。

• 不整脈のタイプに応じた薬物治療や、生活習慣指導
• 必要に応じて心臓専門医への紹介

「気のせいかもしれない」と後回しにしていると、思わぬリスクを見逃す可能性もあります。もし胸のドキドキや不安を感じることが多いなら、無理をせず早めの受診を検討してください。心臓の健康を守ることは、日常を安心して過ごす第一歩です。