寝言

寝言(睡眠時発話症)でお悩みの方へ

「家族から『夜中に話していたよ』と言われても覚えていない」「むにゃむにゃと寝言を言っているだけでなく、はっきりした言葉をしゃべることもある」
こうした寝ている間の発話(寝言)は多くの人にみられますが、場合によっては睡眠の質を下げたり、他の睡眠障害のサインであることも。当院では、かかりつけ医として患者さんの睡眠トラブルを幅広くサポートし、必要に応じて専門的な検査や治療へつなげます。

こんなお悩みありませんか?

  • 家族やパートナーから「はっきりした言葉で寝言を言っていた」と指摘される
  • 寝言とともに体が動いている、声が大きいなど、普段の寝言とは違う様子がある
  • ストレスが増えると、寝言の頻度や内容が激しくなる気がする
  • 朝起きたときに疲れが抜けず、日中の倦怠感が続いている
  • 寝言と同時に暴れる、叫ぶなどの症状がある(レム睡眠行動障害などが疑われる)

こうしたケースが続いていると、睡眠の質が落ちるだけでなく、他の睡眠障害を合併している可能性もあります。

寝言(睡眠時発話症)の特徴・原因

寝言(睡眠時発話症)は、多くの場合、生理的な現象として捉えられ、誰にでも起こり得る症状です。ただし、以下の要因が重なる場合は注意が必要です。

  • 強いストレスや不安:精神的緊張が睡眠中にも影響を及ぼす
  • レム睡眠行動障害(RBD):夢に合わせて体が動く重度の症状がある場合
  • その他の睡眠障害:睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群などが背景にある場合

寝言だけで健康上の大きな問題となることは少ないですが、激しい言動や頻度の増加がある場合は、原因を特定しておくのが望ましいです。

当院での診療方針・できること

  1. 問診・必要な検査(血液検査など)
    • 症状の頻度やストレス状況、他の睡眠障害の疑いがないかを総合的にチェックします。
  2. 生活習慣・ストレスケアのアドバイス
    • 就寝前のリラックス方法、スマホやテレビの利用時間、カフェイン摂取量などを見直し、睡眠の質を向上させる方法を提案します。
    • ストレスや不安が強い場合は、軽いカウンセリングや必要に応じて心療内科的なアプローチも検討。
  3. 他の睡眠障害の除外・専門医連携
    • レム睡眠行動障害が疑われるような激しい寝言や行動がある場合は、神経内科や睡眠専門クリニックとの連携を行い、ポリソムノグラフィーなどの検査を視野に入れます。

専門的治療・重症例への対応

寝言自体は軽度の症状が多いですが、レム睡眠行動障害(RBD)や睡眠時無呼吸症候群など他の睡眠障害が背景にある場合、早期発見・早期治療が重要です。当院は一次受けとして患者さんを診察し、重症例や専門的な検査が必要と判断される際は、睡眠専門クリニックや神経内科へスムーズにご紹介いたします。

よくあるご質問(Q&A形式)

Q1. 単なる寝言とレム睡眠行動障害の見分け方は?
A. レム睡眠行動障害(RBD)は、夢の内容に合わせて体が動く(暴れる、叫ぶなど)ほど激しい行動を伴うことが特徴です。普通の寝言では、体の動きが少なく、無害なつぶやき程度が多いです。

Q2. 自分の寝言を録音してチェックするといいでしょうか?
A. 家族や録音機器の協力で、睡眠中の様子を確認するのは有用です。あまりに激しい言動や長時間の寝言が頻発するようなら、医師への相談をおすすめします。

まずはお気軽にご相談ください

「寝言くらい」と思いがちですが、睡眠中の言動が激しい、頻度が高い場合は、他の睡眠障害やストレスの影響を考慮する必要があります。
「家族に寝言がひどいと言われる」「朝起きたときに疲れが取れない」という方は、ぜひすみだ両国まちなかクリニックへご相談ください。総合内科的な視点から必要な検査や生活指導を行い、より安定した睡眠環境をサポートいたします。

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