時差ぼけでお悩みの方へ
「海外出張や旅行から戻ってきたあと、なかなか昼夜のリズムが元に戻らない」「夜中に目が冴えてしまい、昼間に強い眠気が襲ってくる」
こうした時差ぼけ(ジェットラグ)の症状は、体内時計(概日リズム)が急激な移動による時差に順応しきれないことで起こります。当院では、かかりつけ医として時差ぼけが引き起こす睡眠トラブルや倦怠感を軽減するためのサポートを行っています。
こんなお悩みありませんか?
- 海外から帰国して数日経っても、昼夜の感覚が戻らず眠れない
- 夜中に目が覚めてしまい、昼間に強い眠気や集中力低下がある
- 時差のある地域へ出張するたびに、眠れない日が続いて仕事に影響する
- 眠剤を使っても思うように眠りのリズムが整わず、疲れが取れない
- 子どもや高齢者が時差ぼけで体調を崩しているので心配
もしこうした症状が2〜3日以上続き、生活に支障をきたしているようであれば、一度ご相談ください。
時差ぼけの特徴・原因
時差ぼけ(Jet Lag Disorder)は、急な長距離移動によって体内時計が現地時間と一致しないために起こります。
- 東西方向へ飛行機で何時間も移動した場合に顕著
- 身体が現地の日照リズムになじむまで数日〜1週間かかることも
- 高齢者や子どもは順応が遅く、症状が出やすい
- 極端な睡眠不足やストレス下では、さらにリズムが整いにくい
早めの対策を行うと、時差ぼけの期間や症状の強度を軽減できます。
当院での診療方針・できること
- 問診・生活習慣のヒアリング
- 渡航先や現地滞在期間、帰国後の睡眠・食事スケジュールなどを詳しく伺い、体内リズムのずれを把握します。
- 睡眠衛生指導・光のコントロール
- 朝起きる時間や夜寝る時間を徐々に現地時間に近づける方法、渡航前後に明るい光を浴びるタイミングや強度を調整する方法を提案します。
- 薬物療法の検討(睡眠薬・メラトニンなど)
- 不眠が強い場合は、一時的に睡眠薬を使用したり、体内時計を調整するサプリメント(メラトニンなど)の利用を検討することも。
- 副作用や依存リスクを考慮し、適宜処方や使用法を調整します。
専門的治療・重症例への対応
通常、時差ぼけは1〜2週間程度で自然に解消されることが多いですが、海外出張や留学・赴任が繰り返し続く方は慢性的な睡眠障害に移行する場合があります。当院では、そうしたケースでうつ病や不安障害など他の疾患が併発している可能性があると判断した場合、専門医療機関との連携や追加検査を行う体制を整えています。
よくあるご質問(Q&A形式)
Q1. メラトニンは市販のサプリでも大丈夫ですか?
A. メラトニンは日本では医薬品扱いで、市販品としての購入が難しい場合があります。海外から取り寄せたサプリは成分や含有量に注意が必要です。医師に相談のうえ、適切に使用しましょう。
Q2. 時差ぼけは我慢していれば自然に治るのでは?
A. 確かに自然回復することが多いですが、重い症状や繰り返しの時差ぼけで体調が著しく悪化すると、仕事や日常生活に大きく影響が出ます。早めに対策をとることで回復がスムーズになります。
まずはお気軽にご相談ください
「海外出張や旅行が多く、毎回時差ぼけで寝不足になる」「帰国後もリズムが戻らず体がだるい」などのお悩みをお持ちでしたら、すみだ両国まちなかクリニックへご相談ください。
当院はかかりつけ医として、一人ひとりの生活やスケジュールに合わせた睡眠調整法を提案し、必要に応じて薬物療法や連携医療機関での検査も検討します。快適な睡眠リズムを取り戻し、海外滞在や仕事をよりスムーズに行えるようサポートいたします。