内科症状
長引く発熱(高熱)でお悩みの方へ
「数日間も高熱が下がらず、体がだるい」
「最初は風邪かと思ったのに、いつまでも熱っぽい状態が続く」
こうした“長引く発熱”は、単なる風邪ではない原因が隠れている可能性があります。発熱は体がウイルスや細菌、その他の要因と戦っているサインですが、ある程度の日数を過ぎても改善しない場合、別の病気が進行しているかもしれません。当院では、長引く発熱(高熱)の原因を幅広くチェックし、患者さん一人ひとりに合った検査や治療を提案しています。
そもそも、どのくらいで“長引いている”と考える?
一般的に「風邪かな?」という発熱は、3〜5日程度で徐々に回復に向かうことが多いです。にもかかわらず、それ以上の日数や1週間近く続いている場合には、次のような可能性を考える必要があります。
- インフルエンザ・感染症
熱が下がったりまた上がったりを繰り返す場合や、せき・のどの痛み・だるさなど他の症状を伴う場合は、インフルエンザや他の感染症が長引いていることも。
- 肺炎や気管支炎など
呼吸が苦しい、せきが強く続く、ゼーゼーという呼吸音などがあるなら、肺に炎症が及んでいる可能性が。
- 急性上気道炎・慢性化した風邪
もともとの風邪(上気道炎)がこじれているケースもありますが、高熱が何日も続くのは要注意。
- その他の生活習慣病関連疾患
例えば糖尿病など基礎疾患をお持ちだと、単なる感染症でも悪化しやすく、発熱が長引く原因になることがあります。
チェックリスト:こんな症状はありませんか?
- 熱が 38〜39℃台で、3日以上続いている
- せきやのどの痛み、鼻水などの風邪症状が引きずっている
- 胸が痛い、呼吸が苦しい、息が切れやすい
- 頭痛や関節痛、全身のだるさが強い
- 汗をかくほどの悪寒や震えが繰り返し起こる
- インフルエンザワクチンは打ったが、症状が長期化している
もし複数に当てはまるなら、自己判断せず早めの受診をおすすめします。
早めの受診が大切な理由
- 重症化を防ぐ
肺炎や合併症を引き起こしている場合、放置すると治療期間が長引いたり、重篤化する恐れがあります。 - 体力の消耗
高熱が続くと免疫力が低下し、回復が遅れるだけでなく、次の感染症にもかかりやすくなる可能性が。 - 周囲への感染リスク
インフルエンザなどは感染力が高いため、正しい診断を受けずに外出や仕事を続けると家族や同僚にうつしてしまうリスクが高まります。
当院でできる検査・治療
すみだ両国まちなかクリニックでは、
- 血液検査などを通じて感染症や肺炎の有無をチェック
- 必要に応じて迅速検査(インフルエンザ、溶連菌など)や尿検査を行い、隠れた原因を探る
- 熱が下がりにくい背景に生活習慣病(糖尿病・高血圧など)が関わっていないかも包括的に確認
- 抗菌薬(抗生物質)や解熱鎮痛剤、抗ウイルス薬など適切な薬剤の処方を検討
症状と検査結果を総合的に判断し、重症化を防ぐ対策を一緒に考えます。
まとめ
長引く発熱は早めの相談を
「何日も熱が下がらないけど、そのうち治るかも…」と考えていると、体力だけでなく周囲への感染拡大リスクも高まります。3日以上の高熱や体力低下が顕著な場合は、自己判断せずに医療機関へご相談ください。
すみだ両国まちなかクリニックでは、しっかり原因を追究し、必要な治療を早めに進めることで、早期回復と再発防止をめざします。どうぞお気軽にお越しください。