内科症状

吐き気・下痢が止まらない…それ、大丈夫?

「突然、嘔吐や下痢が始まって、全然止まらない」「食欲も落ちて、何を食べてもすぐ吐いてしまう」。
こんな状況に陥ると、体力も気力も一気に奪われてしまいますよね。しかも、子どもや高齢者は脱水を起こしやすく、あっという間に重症化するリスクもあります。ここでは、吐き気や下痢が長引いているときに疑われる原因や、どんな対策をとればいいかをご紹介します。

吐き気・下痢が続く主な原因

感染性胃腸炎(ウイルス・細菌)

  • ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス感染、サルモネラなどの細菌感染が代表的。
  • 嘔吐と下痢を同時に起こしやすく、家族や学校で“集団発生”することも。
  • 患者さんの吐しゃ物や便からウイルスが広がり、手や食品などを介して感染が拡大しやすい。

食あたり・食中毒

  • 十分加熱されていない肉や魚、生卵、消費期限切れの食品などが原因。
  • 突然の腹痛や激しい下痢が起こり、吐き気が止まらないことも。
  • 高熱を伴う場合もあり、長引くと脱水や体力低下につながる。

過敏性腸症候群(IBS)

  • ウイルスなどの感染症ではなく、ストレスや生活習慣の乱れが誘因となるケース。
  • 吐き気よりも下痢や便秘を繰り返す場合が多いが、人によっては嘔吐感を感じることも。
  • 気分の落ち込みや不安感が強いときに症状が悪化しやすい特徴がある。
     

その他の内科的疾患

  • 胆のうや膵臓のトラブル、腸の閉塞(イレウス)などが隠れているケース。
  • 胃腸だけでなく、腹部全体に痛みが及んだり、黄疸や血便が見られたりする場合もあるので要注意。

こんな症状があるときは要注意

  • 吐き気や下痢が1日以上続き、水分さえ受けつけない
  • 血便や黒っぽい便が出ている、または嘔吐物に血が混じる
  • 激しい腹痛や高熱を伴う
  • 子どもや高齢者がぐったりして、口の中が乾燥している(脱水のサイン)
  • 吐き気と下痢に加えて、めまいや意識がもうろうとしている

こうした症状がある場合、自己判断で様子を見すぎると重症化のリスクが高まります。迅速な医療機関の受診が大切です。

家庭でのケアと予防法

  1. 水分補給を最優先
    • 脱水が進むと体に大きなダメージを与えます。経口補水液やスポーツドリンクなどでこまめに補給を。
    • 嘔吐が激しいときは、少量ずつこまめに与えて吐き気を軽減。
  2. 無理に食べさせない
    • 食欲がないときは固形物は控え、スープやゼリーなど消化にやさしい形態で少しずつ。
    • 脂っこい食事や乳製品などは胃腸に負担をかけることがあるので注意。
  3. 手洗い・うがいの徹底
    • 特にウイルス性胃腸炎は感染力が強いです。吐しゃ物やオムツを処理したあとは石けんでしっかり手洗い。
    • 同居家族への感染拡大を防ぐため、タオルや食器の共有も避ける。
  4. 刺激を避けて安静に
    • 胃腸に負荷をかけないよう、体を温めてゆっくり休養。
    • 疲れて体力が落ちているときはさらに回復が遅れるので、無理して外出や仕事をしない。

当院でのサポート

すみだ両国まちなかクリニックでは、吐き気・下痢が止まらないときに以下のような対応を行います。

  • 視診・問診、場合によっては血液検査や便検査で原因を追究
  • 脱水が強ければ点滴治療を提案し、症状緩和のための制吐剤や整腸薬を処方
  • 感染症が疑われる際は感染拡大を防ぐアドバイスも行い、家族がうつらないようサポート
  • 長引く場合や重症化が疑われる場合には、専門医療機関との連携もスムーズに行う

「ちょっとした食あたりかな」と放置していると、脱水や体力低下で回復に時間がかかることが少なくありません。早めに受診して、原因をはっきりさせるだけでも安心につながります。吐き気と下痢が同時に続く、家族にも同じ症状が広がっているなどの際は、どうぞお気軽にご相談ください。

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