内科症状
関節の痛みと腫れが続く
「朝起きると手の指がこわばって動かしにくい」「膝の痛みが何週間も続いて、腫れも引かない」
このような関節の痛みや腫れが長引いている場合、単なる疲労や捻挫ではなく、何らかの炎症性疾患や変形性関節症などが原因かもしれません。一時的な痛みであれば自然に改善することもありますが、繰り返す痛みや腫れは早めに適切な診断と治療を受けることで、関節の変形や機能障害を防ぎ、生活の質を維持することができます。
関節の痛みと腫れの主な原因
- 炎症性関節疾患
- 関節リウマチ:免疫システムが自分の関節を攻撃し、持続的な炎症を引き起こす自己免疫疾患
- 乾癬性関節炎:皮膚の乾癬とともに関節痛が現れる炎症性疾患
- 痛風:尿酸結晶が関節に蓄積し、突然の激しい痛みと腫れを引き起こす
- リウマチ性多発筋痛症:中高年に多く、肩や腰周りの筋肉や関節に痛みが生じる
- 変形性関節症(関節症)
- 加齢や過度の使用によって関節の軟骨がすり減り、骨と骨がぶつかることで痛みが生じる
- 主に体重を支える膝や腰、指の関節に多く見られる
- 動いた後に痛みが強まる「使い始め現象」が特徴的
- 感染性関節炎
- 細菌やウイルスが関節内に侵入し、急性の炎症を引き起こす
- 発熱や全身倦怠感を伴うことが多い
- その他の原因
- 線維筋痛症:全身の筋肉や関節に広範囲の痛みが現れる
- 反応性関節炎:腸や尿路の感染後に関節症状が現れることがある
- 外傷後の関節障害:捻挫や骨折後の不適切な治療で慢性化することも
2.こんな症状があれば要注意
- 複数の関節に対称的に痛みや腫れがある(例:左右両方の手指や膝)
- 朝のこわばりが1時間以上続く
- 安静にしていても痛みが続く、または夜間痛で眠れない
- 関節の腫れや熱感が1週間以上引かない
- 関節の動きが制限され、日常生活に支障がある
- 家族にリウマチなどの自己免疫疾患の方がいる
- 原因不明の発熱や体重減少、全身倦怠感を伴う
こうした症状が見られる場合は、より深刻な関節疾患の可能性があるため、早めの受診をおすすめします。
セルフケアと生活習慣の工夫
- 適切な休息と運動のバランス
- 痛みがある時は無理に動かさず適度に休ませる
- 水中運動やストレッチなど、関節に負担をかけない運動を心がける
- 同じ姿勢で長時間いることを避け、定期的に体を動かす
- 温熱・寒冷療法
- 炎症が強い急性期には冷却(アイシング)を
- 慢性的な痛みには温める(入浴、温パック)ことで血行を改善
- 体重管理
- 特に膝や腰など体重を支える関節では、適正な体重を維持することが重要
- 肥満は関節への負担を増大させ、痛みを悪化させる
- 食生活の見直し
- 痛風の場合は高プリン体食品(レバー、魚卵など)を控える
- 抗炎症作用のある食品(青魚、オリーブオイル、クルクミンなど)を取り入れる
- サポートグッズの活用
- サポーターや杖などの補助具で関節への負担を軽減
- 正しい姿勢や動作で関節を守る工夫を
いつ受診すべき?
- 関節の痛みや腫れが2週間以上続いている
- 市販の鎮痛薬を使っても効果が限定的
- 日常生活や仕事、睡眠に支障をきたしている
- 突然の激しい関節痛と発熱がある(特に一つの関節だけの場合は感染の可能性)
- 関節の変形や可動域の制限が進行している
早期の適切な診断と治療が、将来的な関節の変形や機能低下を防ぐ鍵となります。特に関節リウマチは、発症初期の治療介入が長期予後を大きく左右します。
診察・検査で何がわかる?
- 問診・診察
- 痛みの部位、性質、発症時期、家族歴などから疑われる疾患を絞り込み
- 関節の腫れ、熱感、可動域などを確認
- 血液検査
- 炎症反応(CRP、赤沈など)、リウマチ因子、抗CCP抗体などの自己抗体検査
- 尿酸値(痛風の場合)
- 画像検査
- レントゲン、CT、MRI、超音波検査などで関節の状態を評価
- 骨びらんや軟骨の減少、関節液の貯留などを確認
- 関節液検査
- 関節内の液体を採取して分析
- 感染症や結晶性関節炎(痛風など)の診断に有用
すみだ両国まちなかクリニックでのサポート
すみだ両国まちなかクリニックでは、関節の痛みや腫れに悩む患者さんに対し、下記のような診療を行っています。
- 丁寧な問診と診察
- 症状の経過、痛みのパターン、日常生活への影響などを詳しく確認
- 関節の腫れや痛みの部位を慎重に診察
- 基本的な検査
- 血液検査によるリウマチ因子、炎症マーカーなどの評価
- 尿検査や必要に応じた各種血液検査
- 適切な治療とアドバイス
- 痛みや炎症を和らげる薬物療法(消炎鎮痛剤など)
- 生活習慣や運動療法のアドバイス
- サプリメントや食事の指導
- 専門医との連携
- より専門的な診断や治療が必要な場合は、リウマチ専門医や整形外科医をご紹介
- 画像検査(エコー、CT、MRI、レントゲンなど)が必要な場合は、連携医療機関をご紹介
- 治療開始後も連携先と情報共有しながら、近くで日常的な管理をサポート
「年だから仕方ない」「しばらく様子を見れば治るだろう」と放置せず、繰り返す関節の痛みや腫れは早めに専門家に相談することが大切です。
すみだ両国まちなかクリニックでは、あなたの症状に合わせた初期評価と、必要に応じた専門医療機関との連携で、関節の健康を守るお手伝いをいたします。