更年期障害による不眠でお悩みの方へ
「最近、夜に眠りづらくなった」「ほてりやのぼせで目が覚めてしまう」「寝ついても夜中に何度も起きてしまう
こうした症状が更年期(一般的には40代半ば〜50代半ば)のタイミングで強まる場合、ホルモンバランスの変化が原因となっている可能性があります。更年期障害による不眠は、心身の疲れやストレスを増幅させるため、早めの対策が重要です。当院では、かかりつけ医として更年期の不眠を総合的にサポートいたします。
2.こんなお悩みありませんか?
- 就寝中にほてりやのぼせ感が起きて、眠りが浅くなる
- 寝てもすぐに目が覚めてしまい、翌日に強い疲労感を感じる
- 寝つきは悪くないのに、夜中に何度も起きてしまう
- 日中にイライラや落ち込みがあり、眠れない原因がわからない
- 更年期障害の症状(発汗、動悸など)と不眠が重なり、体力的にも精神的にもきつい
更年期障害が疑われる方は、症状を放置せずに一度ご相談ください。
更年期障害による不眠の特徴・原因(簡単な解説)
更年期には、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少が起こり、ホルモンバランスの乱れや自律神経の変調が生じやすくなります。
- ほてり・のぼせ・動悸などの身体症状
- イライラや落ち込み、情緒不安定などの精神症状
- 夜間の睡眠が安定せず、不眠や中途覚醒が続く
これらの症状が重なると、身体の疲労とストレスが増大し、さらに不眠を悪化させる悪循環に陥りやすくなります。
当院での診療方針・できること
- 総合的な問診・必要な検査
- 更年期障害に伴う不眠が疑われる場合、血液検査などで甲状腺ホルモンや貧血の有無をチェックし、他の身体的原因がないか確認します。
- 薬物療法(睡眠薬・漢方薬・ホルモン療法の検討)
- 不安や入眠障害が強い場合は、一時的に睡眠薬や抗不安薬を処方します。
- 更年期障害特有の症状緩和に、漢方薬やホルモン補充療法が有効なことも。必要に応じて婦人科との連携を視野に入れます。
- 生活習慣・ストレスマネジメントのアドバイス
- 夜間のスマホ使用やカフェイン摂取の制限、軽い運動などを取り入れ、体内リズムを整えます。
- 更年期特有のストレスと上手に付き合うためのヒントやリラクゼーション法も提案します。
専門的治療・重症例への対応
更年期障害が重度の場合や、ホルモン補充療法(HRT)など専門的な治療が必要と判断される場合には、婦人科や専門医療機関との連携を行います。また、うつ病など他の精神疾患が併発している可能性がある場合は、精神科専門医をご紹介することもあります。
適切な治療を受けることで、更年期の不眠やその他の症状を大きく軽減できるケースが少なくありません。
よくあるご質問(Q&A形式)
Q1. 更年期障害による不眠は、放っておいても自然に治りますか?
A. 個人差はありますが、更年期は数年続くことも珍しくなく、不眠やイライラを放置すると生活の質が大きく低下する恐れがあります。早めに治療や生活習慣の見直しを行うことで、症状の悪化を防ぎやすくなります。
Q2. ホルモン補充療法(HRT)はやった方がいいですか?
A. HRTには効果とリスクがあり、一概に全員に適しているわけではありません。症状の程度や体質、既往歴を踏まえ、当院や連携する婦人科専門医と相談して決定するのがおすすめです。
まずはお気軽にご相談ください
更年期障害による不眠は、ホルモンバランスの変化と自律神経の乱れが絡み合って起こるため、本人の意志や我慢だけで改善するとは限りません。つらい夜を過ごしている方は、ぜひすみだ両国まちなかクリニックにご相談ください。
患者さんの年齢や症状、生活背景に合わせた治療・アドバイスを行い、快適な睡眠と日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。