パニック障害でお悩みの方へ
「急に胸がドキドキして息苦しくなり、このまま死んでしまうかも…と思う」
こうした強い不安発作を繰り返すのがパニック障害です。発作に対する「また起きるのでは…」という恐怖(予期不安)により、外出や人混み、電車や車の移動などが難しくなる場合もあります。
当院では、かかりつけ医としてパニック障害の初期診療や薬物療法の管理を行い、必要に応じて専門的治療機関へご紹介いたします。
こんなお悩みありませんか?
- 突然、激しい動悸・息切れ・めまいに襲われる
- 胸が締め付けられるような不安に苛まれ、「死ぬかもしれない」と恐怖を感じる
- 発作が起きそうで怖く、電車やバスに乗れなくなってしまった
- 外出先で発作が起きたらどうしよう、と考えただけで不安になる
- 病院で検査をしても「異常なし」と言われるが、不安発作は収まらない
このような症状を繰り返し経験している方は、パニック障害の可能性があります。放置すると生活範囲が狭まることもあるため、早めの受診をおすすめします。
パニック障害の特徴・原因
パニック障害は、突然のパニック発作(動悸、呼吸困難、めまい、発汗、強い恐怖感など)を特徴とする疾患です。
原因としては、ストレスや性格的傾向(まじめ・責任感が強いなど)、遺伝要因、脳内神経伝達物質の乱れなどが絡み合っていると考えられています。一度発作を経験すると「また起きるかもしれない」という予期不安が大きくなり、行動範囲や生活の質が大きく制限される場合があります。
当院での診療方針・できること
当院では、パニック障害が疑われる場合、以下のステップで対応します。
- 問診・必要な検査
- 動悸やめまいなど、他の身体疾患がないかを血液検査や心電図などで確認し、総合的に判断します。
- 薬物療法(抗不安薬、SSRIなど)
- 急性期の発作緩和には抗不安薬を、長期的な発作予防・予期不安の軽減にはSSRI(抗うつ薬)を処方することがあります。
- 生活習慣の見直し・アドバイス
- 不規則な生活リズムや慢性的なストレスは発作を誘発しやすくします。睡眠や食生活、運動習慣の改善を提案し、症状のコントロールをサポートします。
専門的治療・重症例への対応
パニック障害の治療には、認知行動療法(CBT)が有効とされ、発作に対する恐怖心を徐々に克服するプログラムが組まれることもあります。
当院はあくまで一次受けとして患者さんの状態を把握し、必要に応じて精神科病院やカウンセリング施設との連携を行います。重症例や長期的な治療が必要なケースでも、まずは当院で相談いただき、スムーズに専門治療へつなげる体制を整えています。
6.よくあるご質問(Q&A形式)
Q1. パニック障害は治りますか?
A. 適切な薬物療法や心理療法、生活改善を組み合わせることで、症状のコントロールが可能です。発作が完全になくなるまで時間がかかる場合もありますが、徐々に改善していく方も多いです。
Q2. 抗不安薬を飲むと依存しやすいと聞きましたが、大丈夫でしょうか?
A. 抗不安薬には依存リスクがありますが、医師の指示を守り、適切な量や期間で使用すればリスクは最小限に抑えられます。状態が安定すれば、徐々に減薬していくことも可能です。
まずはお気軽にご相談ください
パニック障害は「性格の問題」ではなく、脳内の働きやストレスが原因で起こる病気です。急な発作の不安から行動を制限してしまう前に、すみだ両国まちなかクリニックでご相談ください。
早期に適切な治療を始めることで、発作の頻度や不安を軽減し、日常生活を取り戻しやすくなります。まずはお気軽にお問い合わせください。