気分変調症(持続性抑うつ障害)

気分変調症(持続性抑うつ障害)でお悩みの方へ

「いつもなんとなく気分が落ち込みがち」「楽しいはずのことが楽しめない」
こうした状態が長期間続いている場合、気分変調症(持続性抑うつ障害)の可能性があります。うつ病ほど症状が激しくない分、周囲から理解されにくく、「自分でも病気かどうかよくわからないまま過ごしている」方も少なくありません。当院では、かかりつけ医としての視点で、薬物療法や生活習慣の見直しを通じ、気分変調症の症状改善をサポートいたします。

こんなお悩みありませんか?

  • ここ数年、憂うつな気分が続いており、なかなか晴れない
  • 朝から「なんとなく体がだるい」「元気が出ない」と感じることが多い
  • 以前は好きだった趣味や活動に興味を持てなくなった
  • 食欲不振や過食ぎみ、または睡眠リズムの乱れが続いている
  • 「自分はダメだ」と自己否定的な考えが頭から離れない

上記のような症状が2年以上(子どもの場合は1年以上)続いている場合は、気分変調症の可能性が考えられます。まずはお気軽にご相談ください。

気分変調症(持続性抑うつ障害)の特徴・原因

気分変調症(持続性抑うつ障害)は、はっきりした原因が見当たらなくても、慢性的に憂うつな気分や意欲の低下が続く状態を指します。
うつ病のように強い症状のエピソードは少ないものの、「なんとなく常に調子が悪い」「楽しいと感じる瞬間が少ない」といった状況が長期化しやすいのが特徴です。遺伝や性格的傾向、ストレスの蓄積など、複数の要因が複合的に関わっているとされています。

当院での診療方針・できること

当院では、気分変調症が疑われる患者さんに対して、以下のような診療を行っています。

  1. 丁寧な問診と必要な検査
    • いつ頃から、どのような気分の落ち込みが続いているかを詳しく伺い、甲状腺機能の異常など身体要因がないか確認します。
  2. 薬物療法(抗うつ薬・抗不安薬など)
    • 症状が日常生活に支障をきたしている場合、抗うつ薬の処方を検討します。ゆるやかな症状であっても、薬物療法が有効なケースがあります。
  3. 生活習慣やストレスケアの提案
    • 不規則な睡眠や栄養バランスの乱れは、気分変調を長引かせる原因となります。生活習慣を見直し、ストレス回避の方法を一緒に考えます。

専門的治療・重症例への対応

気分変調症は「軽いうつ」と捉えられることもありますが、長期化するとうつ病へ移行するリスクもあり注意が必要です。症状が重くなっている場合や、認知行動療法などの専門的な治療が望ましいケースは、精神科病院・カウンセリング機関と連携し、患者さんに合った治療を受けられるよう橋渡しいたします。

よくあるご質問(Q&A形式)

Q1. うつ病とはどう違うのですか?
A. うつ病は比較的短期間に強い抑うつ状態が起こりやすいのに対し、気分変調症は抑うつの程度が軽中度であっても長期間持続するのが特徴です。ただし、明確に区別しにくいケースもあり、医師が総合的に判断します。

Q2. ずっと元気がなくても病気じゃないと思っていました。治療すれば良くなるのでしょうか?
A. 適切な薬物療法や環境調整、カウンセリングなどを組み合わせることで、症状の改善や気分の安定が期待できます。「これが普通だ」とあきらめずに、一度専門家に相談することをおすすめします。

まずはお気軽にご相談ください

気分変調症は、自覚しにくく周囲にも理解されにくい分、放置してしまう方が多い疾患です。「実は長い間、気分が晴れない」「元気が出る日がほとんどない」などの悩みをお持ちなら、一人で抱え込まず、まずはすみだ両国まちなかクリニックへご相談ください。
当院では、患者さん一人ひとりの生活背景をふまえ、無理のない治療・サポートを目指しています。

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