更年期障害(精神的側面)でお悩みの方へ
「最近、イライラしやすい」「なんとなく気分が沈む」「眠りが浅くて疲れが取れない」
こうした症状が、更年期(閉経の前後約10年)に差し掛かった頃から強くなっていませんか? 更年期障害は、ホルモンバランスの急激な変化で心身にさまざまな不調を引き起こす症状の総称です。当院では、かかりつけ医として更年期の精神的側面のケアにも力を入れており、イライラ感や抑うつ症状などのお悩みを丁寧にサポートいたします。
こんなお悩みありませんか?
- 理由もなく気分が沈む、落ち込みが続く
- 些細なことでイライラしてしまい、家族や周囲にあたってしまう
- 夜になかなか眠れず、朝起きたときも疲れが抜けていない
- 動悸や息切れ、ほてり、のぼせなど、身体症状が辛い
- 仕事や家事、育児でストレスが多く、気分の切り替えが難しい
- 体力の衰えを実感し、今後が不安になりやすい
更年期障害は個人差が大きいため、「年齢的にまだ早いかな?」と思う時期から症状が出る方もいます。気になる不調があれば、まずはご相談ください。
更年期障害の特徴・原因
更年期障害は、閉経前後の女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少によって生じる多彩な不調の総称です。身体的な症状(ほてり、のぼせ、発汗、動悸など)だけでなく、イライラ感・落ち込み・不安感といったメンタル面の不安定さが生じる場合も少なくありません。
年齢的な変化に加え、家庭や職場での役割変化、子育てや親の介護など複数のストレス要因が重なると、更年期障害の症状が強く表れることがあります。
当院での診療方針・できること
当院は、更年期障害の精神的側面に対して一次受けとして、以下のようなアプローチを行っています。
- 総合内科的な視点での診察・検査
- 更年期症状と似た不調を起こす甲状腺機能異常などを除外するため、必要に応じて血液検査を行います。
- 動悸やのぼせ感など、他の内科的な疾患が絡んでいないかも確認し、包括的に判断します。
- 薬物療法(抗不安薬・睡眠薬・漢方薬など)
- イライラ感や不安感、不眠が強い場合は、症状を緩和する薬を処方します。
- 漢方薬が効果的なケースもあり、患者さんの体質や希望を考慮して選択します。
- 生活習慣やストレスマネジメントへのアドバイス
- ホルモンバランスの変化を乗り切るために、規則正しい睡眠、適度な運動、バランスの良い食事が大切です。
- ストレス要因が大きい場合は、必要に応じて休養の取り方や周囲への相談方法などをアドバイスします。
専門的治療・重症例への対応
更年期障害が重度の場合や、ホルモン補充療法(HRT)の適用を検討する場合には、婦人科専門医との連携が必要です。また、うつ病の合併が疑われる場合は、専門的な精神科治療が必要となることもあります。
当院では、患者さんの状態やご希望に合わせて、適切な医療機関へご紹介いたします。心身の不調を総合的に判断し、最適な治療へスムーズにつなげるのが当院の役割です。
よくあるご質問(Q&A形式)
Q1. 更年期障害は何歳くらいから始まるのですか?
A. 一般的には、40代半ば〜50代前半にかけて症状が出始めることが多いですが、個人差があります。早い方では30代後半から、更年期様の症状を感じるケースもあります。
Q2. 症状が軽いのですが、受診したほうがよいですか?
A. 軽度でも日常生活に支障が出るようなら早めの受診をおすすめします。早期に対処することで、症状の悪化や長期化を防ぎやすくなります。
まずはお気軽にご相談ください
更年期は女性にとって大きなライフステージの変化であり、心身両面のケアが欠かせません。イライラや気分の落ち込み、睡眠の乱れが続く場合は、すみだ両国まちなかクリニックまでご相談ください。
「一過性のものだから…」と我慢し続けるよりも、早めに受診して適切なサポートを受けることで、毎日の生活をより快適に過ごせます。