- 喉の痛み:74%(「カミソリを飲み込むよう」と表現されるほどの激しい痛みを訴える方もいます)
- 38度以上の高熱:72%
- 咳や痰:66%
- 鼻水:40%
- 頭痛:34%
- 体の節々の痛み:25%
- スピーディーな結果判定:NEAR法という最新の技術により、陽性なら最短5分、陰性でも13分という短時間で結果が判明します。
- PCR検査と同等の高い信頼性:抗原検査よりも精度が高く、PCR検査と同じ「核酸検出検査」として厚生労働省に承認されています。そのため、非常に信頼性の高い検査です 。
- 鼻の奥の粘液で検査:鼻腔や鼻咽頭から綿棒で検体を採取し、その場で検査を行います。
- 発症日を0日目として5日間は、外出を控えることが望ましいとされています。この期間は、特にウイルスを排出する量が多いと考えられているためです。
- 発症から10日間が経過するまでは、ウイルスが排出される可能性があります。この間は、不織布マスクを着用したり、高齢の方や持病のある方との接触を控えたりするなどの配慮をお願いします。
- 部屋を分ける: 可能であれば、感染された方は換気の良い個室で過ごしましょう。
- こまめな換気: 窓を2か所開けるなどして、お部屋の空気を入れ替えましょう。
- マスクと手洗い: お世話をする方もされる方も、不織布マスクを着用し、こまめに石鹸で手を洗いましょう。
- 消毒: ドアノブやトイレなど、皆がよく触る場所を消毒するとより効果的です。
- 医療費について:これまで公費で支援されていた治療薬や入院医療費は、他の病気と同じように健康保険が適用され、自己負担(1割〜3割)が発生します。
- ワクチン接種について:無料での接種は2024年3月31日で終了しました。今年度からは、65歳以上の方などを対象とした「定期接種」として秋冬に年1回実施(一部自己負担あり)される予定です。それ以外の方は、自費での「任意接種」となります。
- 市販の解熱剤を飲んでも、なかなか熱が下がらない
- 喉の痛みがひどく、水分をとるのがつらい
- 咳がひどくて、夜よく眠れない
- ぐったりして、日常生活を送るのが困難
- お仕事帰りにも立ち寄れる平日夜間や、土日祝日も診療しています。
- 24時間対応のWEB予約システムをご利用いただければ、院内での待ち時間を少なく、スムーズに受診いただけます。
- 「これってコロナ?」「病院に行くべき?」といったご不安は、LINEでの医療相談でも承りますので、お気軽にご利用ください。
夏風邪だと思ったら…? この夏、知っておきたい新型コロナウィルスのこと
7月も終わりに近づき、夏本番の暑さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、7月30日現在、全国的に新型コロナウイルスの感染者数が再び増加しており、専門家の間では新たな「夏の波」が来ていると指摘されています。厚生労働省の発表によると、7月14日から20日の1週間で、全国の新規感染者報告数は1万2,069人に達し、これは4月に報告体制が変わってから初めて1万人を超える数値です。全国の定点医療機関あたりの感染者数も5週連続で増加しており、私たちの身近なところでも感染が着実に広がっていることがデータで示されています。
東京都内においても、定点医療機関あたりの報告数は7月に入ってから「1.27人」→「1.65人」→「2.15人」と毎週増加を続けており、感染拡大の傾向が明らかです。
この感染拡大の背景には、「KP.3」や「NB.1.8.1」といった、オミクロン株からさらに変異した新しいタイプのウイルスが関係していると考えられています。これらのウイルスは、これまでのワクチンや過去の感染で得られた免疫をすり抜けやすい性質を持つため、感染が広がりやすくなっているのが特徴です。
今回は、この夏を健やかに乗り切るために知っておいていただきたい情報を、最新の状況や当院の体制も踏まえて詳しくお届けします。
今のコロナ、どんな症状? 「ただの風邪」との違い
パンデミック初期に流行したウイルスとは、現在主流となっているウイルスの症状の出方が大きく変わってきています。当院での最近のデータでも、その傾向は顕著です。
最近よく見られる主な症状:
一方で、以前は特徴的とされた味覚や嗅覚の異常を訴える方は、今では約1%と非常に少なくなっています。
このように、現在の新型コロナの症状は、インフルエンザや他の一般的な風邪と見分けるのが非常に難しいのが特徴です。「いつもの夏風邪だろう」と自己判断せず、特に喉の痛みや高熱がある場合は、新型コロナの可能性も念頭に置いていただければと思います。
当院での迅速な検査体制について
「これってコロナかな?」と不安に思った時、検査結果がわかるまでの時間はとても長く感じられるものです。当院では、患者さまのそうした不安を少しでも早く解消するため、迅速な遺伝子検査が可能な「ID NOW」という検査機器を導入しています。
ID NOW検査の特徴:
この検査により、迅速かつ正確な診断が可能となり、適切な治療をいち早く始めることができます。また、ご自身やご家族、職場の方々への感染拡大を防ぐための行動も、すぐに起こすことができます。
もし「かかったかも?」と思ったら
ご自身やご家族の感染が疑われる場合、どのように行動すればよいか、ポイントをまとめました。
1. 自宅での過ごし方(周りの人への配慮)
2023年5月から、新型コロナは法律で外出が制限される病気ではなくなりました。しかし、周りの大切な人にうつさないための配慮は引き続き重要です。国は以下の期間、外出を控えることを推奨しています。
2. ご家庭での感染対策
ご家族の一人が感染した場合、家庭内で感染を広げないために、以下の点を心がけてみてください。
「5類」移行後の変更点:医療費やワクチンはどう変わった?
2024年4月から、新型コロナに関する医療体制は通常の形に移行しました。
どんな時に受診すればいい?
「このくらいの症状で病院に行っていいのかな?」と迷われることもあるかと思います。以下のような場合は、ためらわずにご相談ください。
特に、息苦しさや意識がもうろうとするなどの症状が見られる場合は、重症化のサインかもしれません。速やかに医療機関を受診してください。
症状が治まった後も注意したい「後遺症」
急性期の症状が軽かったとしても、一部の方には「後遺症」として症状が長く続くことがあります。特に、原因不明のだるさ(倦怠感)や、頭にもやがかかったように感じる集中力の低下(ブレインフォグ)、息切れなどが報告されています。
「ただの風邪」と軽く考えず、基本的な感染対策を続けることが、こうした長期的な不調を避けることにも繋がります。
あなたのそばに。すみだ両国の健康パートナーとして
当院は、「この街にあってよかった」と思っていただけるクリニックを目指し、地域の皆さまの健康をサポートしたいと心から願っています。
体調に少しでも不安を感じたら、一人で悩まず、どうぞお気軽に私たちにご相談ください。皆さまがこの夏を元気に、そして安心して過ごせるよう、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。