熟睡できる環境づくり|寝室でやってはいけないNG習慣
「寝不足かもしれないけど、時間はちゃんと確保しているはず…」「布団に入っているのに、なぜかぐっすり眠れない」。
こうした悩みを抱えている方は、寝室の環境や就寝前の習慣が原因になっている場合があります。実は、些細なことが眠りを妨げ、疲れが取れない夜を招いてしまうことも…。今回は、睡眠の質を落とす“NG習慣”と、快適に眠るためのポイントをお伝えします。
寝室でのスマホ・PC操作
多くの人がやりがちな寝室習慣ですが、スマホやPCのブルーライトは脳を刺激し、眠気を遠ざけます。「寝る前はSNSや動画を見てリラックス」という方もいるかもしれませんが、眠りには逆効果。寝る1時間前にはデバイスの使用を控えてみましょう。
部屋の温度・湿度の調整不足
室温や湿度が合わないと、体がリラックスしにくくなります。
- 夏はエアコンで冷やしすぎない(27℃前後が目安)
- 冬は部屋が乾燥しすぎないよう加湿器を活用
心地よい室温・湿度を保つだけで、夜中に目覚める回数が大幅に減ることがあります。
光や騒音を遮断していない
睡眠時、明るい光や周囲の騒音は意外と大きなストレスに。夜勤などで昼間に寝る人は、遮光カーテンで外光をしっかりシャットアウトし、耳栓などで騒音対策をすると効果的です。
寝る前のカフェイン・アルコール
「寝酒をするとリラックスできる」「夕方にコーヒーを飲んでしまう」――。実は、これもNG習慣のひとつ。アルコールは入眠を助けるようでいて、深い眠りを妨げる原因に。カフェインは脳を覚醒させる作用があり、飲みすぎると眠りが浅くなりがちです。
使いにくい寝具
枕の高さや布団の硬さが自分に合わないと、体が寝姿勢をキープしづらく、睡眠が浅くなってしまいます。合わない寝具は肩こりや腰痛の原因にも。店頭で試し、納得したものを使うと、朝起きたときの爽快感が変わってきます。
当院でのサポート
「自分なりに気をつけているのに、どうしても熟睡できない」「NG習慣を直しても、夜に何度も目が覚める」という方は、一度睡眠外来などで専門家に相談してみてください。
すみだ両国まちなかクリニックでは、
- 必要な検査(睡眠時無呼吸症候群の簡易検査など)
- 生活習慣のヒアリング
- 状況に応じた薬物療法やカウンセリング
などを組み合わせ、患者さん一人ひとりに合った改善策をご提案します。
まとめ
寝室での些細なNG習慣は、睡眠の質に大きな影響を与えます。快適な空間づくりや就寝前の過ごし方を見直すだけでも、眠りが驚くほど深くなることも。「ちゃんと寝ているはずなのに疲れが取れない」という方は、まずは自分の寝室環境を客観的に振り返ってみてください。もしそれでも改善しない場合は、お気軽にクリニックまでご相談ください。