内科
血糖値が気になるあなたへ|糖尿病を防ぐための毎日の工夫
「健康診断で『血糖値が高め』と言われてから、なんとなく気になっている」「家族に糖尿病の人がいて、自分もそうなるんじゃないかと不安…」。
こんな悩みを抱えていませんか? 血糖値が高い状態が続くと、糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクが上がり、合併症にもつながる恐れがあります。とはいえ、今のうちに生活習慣を少し見直すだけでも、血糖値のコントロールに大きく役立つ可能性があるのです。
糖尿病ってどんな状態?
糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)のレベルが慢性的に高いままになり、体のさまざまな機能に悪影響を及ぼす病気です。初期のうちは自覚症状が少なく、「のどが渇きやすい」「疲れやすい」「トイレが近い」といった変化だけで放置してしまう人も多いのが現実。しかし、進行すると合併症として眼や腎臓、神経などに重篤な障害が現れることがあるため、早めの対策が肝心といえます。
毎日できる予防&改善ポイント
食事バランスの見直し
- 炭水化物ばかりの食事を避け、タンパク質や野菜をしっかり摂る
- 食べる順番も工夫(野菜や汁物→主菜→炭水化物)で血糖値の急上昇を緩和
定期的な運動を取り入れる
- ウォーキングや軽いジョギングなど、有酸素運動が血糖コントロールに効果的
- 階段を使う、こまめに体を動かすなど日常の中で体を動かす習慣を作る
睡眠とストレスケア
- 寝不足やストレスが続くとホルモンバランスが乱れ、血糖値が上がりやすくなることも
- 就寝前のスマホや過度なアルコールを控え、質の良い睡眠を意識
こんなサインがあれば要注意
- 健康診断で“血糖値が高め”と毎回指摘されている
- 急な体重減少や疲れやすさ、のどの渇きなど気になる症状がある
- 家族に糖尿病の人が多い(遺伝的なリスクも考慮)
放置すれば血管や臓器にダメージを与え、深刻な合併症につながるリスクが増大します。
当院でできるサポート
すみだ両国まちなかクリニックでは、血糖値が気になる方に向けて以下のようなサポートを行っています。
- 血液検査(HbA1cなど)で現在の血糖コントロール状態を正確に把握
- 必要に応じた薬物療法(経口薬やインスリンなど)および生活習慣指導
- 食事や運動のアドバイスを通じた、総合的な健康管理
糖尿病や高血糖状態は「まだ大丈夫」と思っているうちに進行しやすい病気。気になる症状や家族歴がある場合は、できるだけ早めに医療機関で相談し、予防や改善に取り組むことが重要です。毎日の小さな工夫が、将来の健康を大きく変えるかもしれません。