くしゃみ連発・目のかゆみ、花粉症を我慢せず上手に乗り切る方法

「春先になると、くしゃみが止まらない」「目がかゆくて仕事に集中できない」――。
花粉症シーズンになると、そんな症状に悩まされる方は多いのではないでしょうか。花粉症は“生きていくうえでは支障がない”と思われがちですが、放置していると寝不足やイライラで生活の質(QOL)が大きく下がってしまう病気でもあります。今回は、花粉症の季節を少しでもラクに過ごすためのポイントをご紹介します。

花粉症の症状と原因

花粉症とは、スギやヒノキ、ブタクサなどの花粉が体内に入り込むことで、鼻や目、のどにアレルギー反応を引き起こす症状の総称です。

• 鼻水や鼻づまり、くしゃみ
• 目のかゆみや充血
• のどのいがらっぽさや咳
• 場合によっては皮膚のかゆみや倦怠感を訴える人もいます。
  花粉が飛ぶ時期に外出すると、服や髪にもたくさん付着し、それを家に持ち込むことで家の中でも症状が悪化することが少なくありません。

我慢しないで、上手に対策を

花粉を体内に入れない工夫

• マスクやメガネ（花粉症対策用もおすすめ）を着用
• 帰宅時に服についた花粉を払ったり、髪を簡単にブラッシングしてから入室

部屋の換気をタイミングよく

花粉の飛散量が多い時間帯（午前中や夕方など）を避けて短時間換気し、部屋に花粉が入りすぎないようにする

洗濯物は部屋干し派？ それとも外干し？

• 外干し派は、花粉がついた洗濯物を取り込む際、よくはたいて落とす
• 部屋干しでニオイが気になるなら、除湿機や空気清浄機を併用

症状がつらいときは早めの受診を

花粉症は、重症化すると夜眠れないほどの鼻づまりや目のかゆみに悩まされ、仕事や生活の質に大きな影響を与えます。市販薬で対処している方も多いですが、症状が強い・長引いている場合は早めに医療機関での診断がおすすめです。
すみだ両国まちなかクリニックでは、アレルギー検査や患者さんの生活習慣をヒアリングし、症状に合った薬や生活アドバイスを行っています。

• 抗ヒスタミン薬の処方や点鼻薬の使い方
• 毎日の生活リズムや掃除・洗濯方法の改善提案
• 必要に応じて、免疫療法など専門的な治療機関への連携

「花粉症は仕方ない」とあきらめる前に、適切な治療と対策をするだけで驚くほど快適に過ごせるケースも珍しくありません。自分に合ったケア方法を見つけて、花粉シーズンをできるだけラクに乗り切りましょう。