内科
インフルエンザ予防の新常識! 早めの対策で重症化を防ごう
「毎年、冬になると周りがインフルエンザで倒れてしまう」「ワクチン打ったほうがいいのはわかってるけど、忙しくて後回しにしてしまう」
こんなふうに思っている方は多いのではないでしょうか? インフルエンザは、早めの予防と発症後の適切な対応が重症化を防ぐカギとなる病気です。そこで今回は、今どきのインフルエンザ予防のポイントをまとめてみました。
ワクチン接種はお早めに
インフルエンザワクチンは、接種してから約2週間ほどで効果が現れ、その後数か月程度維持されると言われています。感染が流行するシーズンが始まる前に、できるだけ早く接種しておくのがおすすめ。
- 例年、流行の始まる前(10〜11月頃)に打つのが理想的
- 忙しい方こそ、流行が本格化する前にクリニックへ行く一歩を踏み出しましょう
マスクだけじゃない! 感染対策
最近はマスクが当たり前になっていますが、それだけでは万全ではありません。
- 手洗い・うがいの徹底:外から帰ったらまず手洗いと、のどの殺菌・洗浄を
- 室内の換気:冬場でも定期的に窓を開け、空気を入れ替え
- 適度な湿度:乾燥した空気はウイルスが生存しやすい環境を作るため、加湿器などで50〜60%程度の湿度を保つと◎
免疫力アップの生活習慣
忙しいからと睡眠や栄養をおろそかにしていませんか? 体力や免疫力が低下すると、ウイルスに感染しやすくなり、症状が重くなりがち。
- 十分な睡眠:寝不足は免疫機能を下げる大きな原因
- バランスの良い食事:ビタミンやたんぱく質をまんべんなく摂る
- 適度な運動やストレス発散:体を動かすと免疫力アップに役立つし、ストレスも和らぐ
もし感染したら…
インフルエンザは、発症から48時間以内に適切な抗ウイルス薬を使うと重症化を抑えられる可能性が高いです。高熱や関節の痛み、強い倦怠感などがある場合は、自己判断で我慢せず早めに医療機関で検査を受けるのがおすすめ。職場や学校への感染拡大を防ぐためにも、無理して外出せず、しっかり休養を取りましょう。
当院でできるサポート
すみだ両国まちなかクリニックでは、インフルエンザ予防接種をはじめ、感染が疑われる方への迅速検査や治療に対応しています。
- ワクチン接種の時期や種類についてのご相談
- 必要な抗ウイルス薬の処方と、重症化リスクを抱える方へのフォロー
- 感染を拡大させないための生活アドバイス
「今年も流行が怖い」「忙しくて気づいたらインフルシーズン突入…」と悩んでいるなら、ぜひ早めに受診や相談を考えてみてください。ちょっとした対策の積み重ねで、インフルエンザの恐怖から解放されて、冬を元気に乗り切りましょう!