自律神経失調症

自律神経失調症でお悩みの方へ

「検査では特に異常が見つからないのに、頭痛やめまい、動悸、胃腸の不調が続く……」
こうした症状がある場合、自律神経失調症の可能性があります。自律神経とは、呼吸や血圧、体温調節など、私たちの身体機能をコントロールする重要な神経です。ストレスや生活リズムの乱れなどによって、この自律神経がバランスを崩すことで、多彩な不調を引き起こします。

こんなお悩みありませんか？

• 朝起きると強いだるさや疲労感があり、一日中スッキリしない
• 頭痛、めまい、動悸などが続くが、病院の検査では異常がないと言われる
• 緊張しやすく、ストレスを感じると胃痛や下痢を起こしやすい
• 夜は眠れないのに、日中は眠気や倦怠感に悩まされる
• 手足の冷えやほてり、のぼせ感がある
• イライラや不安感が続き、集中力が低下している

上記のような症状がある場合、自律神経のアンバランスが影響しているかもしれません。まずは気軽にご相談ください。

自律神経失調症の特徴・原因

自律神経失調症は、身体の病院（内科、循環器科、消化器科など）で検査をしても明確な異常が見つからないのに、多彩な不調が続くことが特徴です。
大きな要因としては、過度なストレス、不規則な生活習慣、睡眠不足などが挙げられます。精神的な負担を抱え込むタイプの方や、環境の変化に弱い方は、自律神経の働きが乱れやすくなると言われています。

当院での診療方針・できること

当院は、かかりつけ医として自律神経失調症が疑われる患者さんの一次受けを行い、以下のようなサポートを提供しています。

1. 丁寧な問診と必要な検査
   • 頭痛や胃腸障害など、ほかの病気が隠れていないかを血液検査などで確認し、身体的要因を除外します。
2. 薬物療法（抗不安薬・漢方薬など）
   • 状況に応じて、抗不安薬や漢方薬を処方することがあります。軽い不安症状や眠りの問題に対しても、適切な薬剤選択を心掛けます。
3. 生活習慣の見直し・ストレスケア
   • 不規則な睡眠や過労などが続くと、自律神経が乱れがちになります。当院では、睡眠リズムや食事、運動など生活習慣の改善ポイントを一緒に考え、ストレスマネジメントのアドバイスも行います。

専門的治療・重症例への対応

自律神経失調症の裏にうつ病や不安障害などの精神疾患が潜んでいる場合もあります。症状が長引き、日常生活に大きな影響が出ている場合は、専門的なカウンセリングや認知行動療法が必要となることもあります。
当院では、患者さんの症状やご希望に応じて、地域の精神科専門病院・クリニックなどへ適切にご紹介いたします。

よくあるご質問（Q&A形式）

Q1. 自律神経失調症はどのように診断するのですか？
A. 血液検査や心電図、ホルモン検査などで身体疾患を除外した上で、問診や症状経過を総合的に判断します。専門的な検査が必要な場合は、連携先の医療機関へご紹介いたします。

Q2. 薬を飲まなくても改善できますか？
A. 軽度の症状であれば、生活リズムの調整やストレスマネジメント、適度な運動などで症状が緩和する場合もあります。ただし、つらい症状が強い場合は、薬物療法を併用することで早期改善が期待できます。

まずはお気軽にご相談ください

自律神経失調症は、「思い込み」や「気のせい」ではなく、ストレスと身体の微妙なバランスの乱れによるれっきとした病気です。
「なんとなく調子が悪いけれど原因がわからない」「検査では異常がないのに不調が続く」という方は、ぜひ早めにご相談ください。すみだ両国まちなかクリニックでは、あなたの症状を丁寧に伺い、必要な治療・アドバイスを行っていきます。