内科症状
足のむくみ・尿異常が続く…それ、腎臓や心臓のサインかも?
「夕方になると、靴下の跡がくっきり残るくらい足がむくむ」「トイレの回数や尿の色がいつもと違うのに、なかなか治らない」
こんな足のむくみや尿の異常(回数・色・泡立ちなど)が長引いているとき、実は体内の水分バランスや腎機能、心臓の働きにトラブルが起きている可能性が考えられます。単なる「立ち仕事疲れ」や「塩分の摂りすぎ」のせいだけではなく、慢性腎障害や心不全、ホルモン異常などが隠れていることも。
ここでは、むくみや尿異常が続くときにチェックすべきポイントや早めに受診するメリットについて解説します。
どんな症状が見られる? 足のむくみ・尿異常のサイン
- 足のむくみ(下肢浮腫)
- 足首やふくらはぎを押すと“へこみ”が戻りにくい
- 靴下のゴム痕が強く残り、夕方になるとズボンがきつく感じる
- 腰回りや腹部にもむくみが広がるケースも
- 尿の異常
- 頻尿:1日の排尿回数が異常に多い(または夜間頻尿が増えて眠れない)
- 泡立ち・にごり:排尿時に泡がたくさん出てしばらく消えないなど
- 色やにおいが強い:濃い茶色・赤みを帯びる、悪臭がする
- 尿量が急に増えた or 減ったなどの変化
「たかがむくみ」と放置すると、体の中の大切な器官に負担がかかり続けるリスクがあります。
考えられる主な原因
- 腎臓のトラブル(慢性腎障害など)
- 腎臓は体の水分や塩分、老廃物を調整する臓器。機能が低下すると余分な水分が排出できず、足がむくむ・尿に異常が出る
- 血圧が高い、泡立ち尿(タンパク質漏れ)が続く場合は要注意
- 心臓や血管の問題(心不全、下肢静脈瘤など)
- 心臓が弱ると全身の血液循環が滞り、下半身に水分がたまりやすい
- 静脈の弁機能低下で血液が逆流し、足がむくむケースもある
- ホルモンバランスの乱れ
- 甲状腺機能の低下やホルモン異常があると、体内の水分調整が狂いむくみが出る
- 女性ホルモンの変動などで一時的にむくみが強くなることも
- 栄養・水分バランスの問題
- 塩分の摂りすぎや、運動不足で血流が悪くなる
- 逆に極端な水分・ミネラル不足でむくみ・尿量異常が起きることも
こんな症状があるなら要注意
- むくみが1週間以上続き、朝起きても改善しない
- 尿が泡立ちやにごりを伴って数日以上変化が見られる
- 血圧が高めで、足のむくみがより強くなる
- 息苦しさや動悸、胸の圧迫感など心臓の不調も感じる
- 夜間頻尿で何度も起き、睡眠不足になっている
これらの症状が併発すると、腎機能や心臓への負担が相当に蓄積している可能性大。早めに医療機関へ相談するのが賢明です。
自分でできるケアと予防
- 塩分を控える
- 濃い味付けやファストフードばかりだと、体内に水分が溜まりやすくなる
- 外食時は味つけの濃いスープ類を控えるなど、少しの工夫でも効果がある
- 適度な運動で血流を促進
- ウォーキング、階段利用、軽いストレッチを日常に取り入れる
- ふくらはぎを動かす運動は“第二の心臓”として血流を助ける
- こまめな水分補給
- むくみが気になるからといって水分を極端に減らすのはNG
- 夏場や運動後はミネラル補給も意識し、バランスよく摂取
- 検診を活用
- 血圧や尿検査の結果、腎機能指標(クレアチニン、eGFRなど)に注意する
- 早期に異常を発見できれば生活習慣でリスクを下げやすい
当院でできるサポート
すみだ両国まちなかクリニックでは、
- 血液検査・尿検査で腎機能やタンパク、血糖、電解質などをチェック
- 必要に応じて超音波(エコー)検査で腎臓や心臓の状態を確認(専門医療機関を必要に応じて紹介)
- 血圧測定や生活習慣の問診を通じて、高血圧や生活習慣病との関連を探る
- むくみが心臓由来の可能性があれば、循環器専門医療機関と連携し、心エコーや専門的治療をご案内(専門医療機関を紹介)
「足のむくみは立ち仕事のせい」と見過ごしやすいですが、慢性化すれば腎機能や心臓に深刻な影響が及ぶリスクも高まります。尿の変化や喉の渇きなどが伴うなら、一度クリニックで検査を受け、根本的な原因を確かめることをおすすめします。早めの受診と適切なケアによって、体への負担を減らし、日常をより快適に過ごせる道が見えてくるはずです。