朝起きても疲れが取れない|睡眠の質を上げるためのポイント
「たっぷり寝たはずなのに、朝起きるとダルさが残っている」「仕事に行く前から疲れていて、1日がとても長く感じる」。
そんな“朝の疲労感”に悩んでいませんか? 眠っているはずなのに疲れが取れないと、日中の集中力や気力が下がり、仕事や家事、育児にも支障をきたしがち。実は、睡眠時間だけでなく、“睡眠の質”が十分でないことが原因かもしれません。
どうして朝の疲れが取れないのか?
寝る直前のスマホ・PC操作
スマホやパソコンなどの画面が発する強い光や刺激的なコンテンツは、脳を覚醒状態にしやすく、眠りに入りづらくなります。
いびき・睡眠時無呼吸症候群など
いびきがひどい、夜中に無呼吸があると、深い眠りが妨げられ、体が十分に休まっていません。
ストレスや不安
仕事や家庭の心配事を抱えながら眠ると、夜中に何度も目が覚めたり、脳が休まらないことがあります。
こうした要因が重なると、眠っている間にしっかりと脳や体がリカバリーできず、朝の疲れが抜けにくくなるのです。
睡眠の質を上げるポイント
寝る前のスマホ禁止令
就寝1時間前にはスマホやパソコンを遠ざけるのがおすすめ。ブルーライトの代わりに、やわらかな照明の下で読書や軽いストレッチをすると◎。
寝室環境を整える
部屋の温度や湿度、寝具の硬さや枕の高さなどを見直し、自分に合った快適な寝室づくりを心がけましょう。
生活リズムを一定に
就寝・起床時間をなるべく一定にすると、体内時計が安定し、質の高い睡眠を確保しやすくなります。
ストレスマネジメント
イライラや不安を抱えたまま寝ると、睡眠が浅くなりがち。日中にストレッチやウォーキングでリフレッシュしたり、友人や専門家に悩みを話したりして、ストレスを溜めこまない工夫を。
こんなときは専門家に相談を
- 2週間以上、朝の疲れが続き、日中のパフォーマンスが明らかに落ちている
- いびきがひどいと指摘され、日中に強い眠気を感じる(睡眠時無呼吸症候群の可能性)
- 夜中に何度も目が覚め、熟睡感がまったく得られない
- ストレスで眠れない、寝ても悪夢ばかりという状態が続いている
こうした状態が長引くなら、睡眠外来などの専門家に相談を検討してみてください。放置すると体力だけでなく、メンタル面にも大きな負担をかけてしまいます。
当院でできるサポート
すみだ両国まちなかクリニックでは、朝の疲労感や不眠症などの睡眠トラブルに対して、総合的なアプローチを行っています。
- 血液検査や生活習慣のヒアリングで、他の病気が隠れていないかチェック
- 必要に応じて睡眠薬や抗不安薬を処方しつつ、寝具選びや生活リズムなども含めたアドバイス
- いびきや夜間の無呼吸などが疑われる場合は、睡眠時無呼吸症候群の検査やCPAP治療も視野に
「寝ても疲れが取れない」という方は、少しでも早く原因を見つけて対策を始めるのが大切です。毎朝のスッキリ感を取り戻し、1日のスタートを笑顔で迎えてみませんか?