せきやのどの痛みが続いたら要注意! 急性上気道炎の治し方
「何日もせきが止まらず、のどもヒリヒリする」「熱はあまり高くないけど、鼻水やたんがずっと続く」
こうした症状がしつこく続いている方は、もしかすると急性上気道炎にかかっているのかもしれません。急性上気道炎とは、鼻やのどなど上気道に炎症が起こる病気の総称で、いわゆる“風邪”の一種とされることも多いですが、こじらせると長引いたり、他の合併症を引き起こすリスクもあります。
急性上気道炎ってどんな状態?
ウイルスや細菌が鼻やのど、気管などに感染して炎症を起こすのが急性上気道炎です。
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり
- せきやたん
- のどの痛み、違和感
- 軽度の発熱やだるさ
こうした症状は「風邪っぽい」とまとめられることが多いですが、長引く場合は注意が必要。特に、せきが続きすぎると気管支炎や肺炎に発展する恐れもあります。
セルフケアと注意点
こまめな水分補給
せきや鼻水で体内の水分が失われがちです。のどを潤す意味でも、水分をしっかり摂ると◎。
睡眠と休養をしっかりとる
体がウイルスや細菌と戦うには、十分な睡眠・休息が欠かせません。無理に出勤や外出を続けると、回復が遅くなる可能性も。
薬は症状に合わせて
痛み止めやせき止め、のど飴など市販薬を使っても改善しない場合は、早めに医療機関へ。自己判断で長期間薬を飲み続けると、逆効果になるケースもあります。
症状が改善しないときは…
「なんとなく風邪だと思って放置していたけど、1週間以上せきやのどの痛みが続く」「微熱がいつまでも引かない」などの場合、二次感染や別の病気が隠れている可能性も。とくに高齢者や子ども、持病を抱えている方は重症化しやすいため、軽視は禁物です。
当院でのサポート
すみだ両国まちなかクリニックでは、急性上気道炎の診断・治療に以下のようなサポートを行っています。
- 問診・検査で、ウイルス感染か細菌感染かを見極め、必要に応じて抗菌薬や抗ウイルス薬を処方
- 内科的検査を通じて、肺炎や気管支炎など合併症の有無をチェック
- 患者さんの生活リズムや体力に合わせて、休養の取り方や栄養指導を提案
「長引くせきやのどの痛みがしんどい…」「ただの風邪だと思っていたけれど、体調が一向に良くならない」という方は、どうぞ早めにご相談ください。必要な治療を受ければ、体への負担を軽減し、回復を早めることができます。