内科

気管支喘息でもあきらめない! 発作を防ぐ日常ケアのポイント

「季節の変わり目になるとせきが止まらない」「ちょっと運動しただけで息苦しくなる」。
そんな気管支喘息の症状に悩まされている方は少なくありません。発作が出ると仕事や家事、外出にも支障が出てしまうため、「好きなことを思いっきり楽しめない」と感じる方も多いかもしれません。しかし、正しいケアと日常生活の工夫を取り入れれば、発作の頻度を減らし、安心して過ごすことが十分に期待できます。

気管支喘息ってどんな病気?

気管支喘息は、気管支(気道)が炎症を起こして狭くなり、息苦しさやせき、ヒューヒュー・ゼーゼーといった呼吸音が出る病気です。アレルギー体質や遺伝的要因、タバコの煙やハウスダスト、花粉などが発作のきっかけになるケースが多く見られます。一度症状が落ち着いても、何らかの刺激で再度発作が起こることも多いため、長期的なコントロールが重要です。

日常で気をつけたいポイント

アレルゲンや刺激物質を減らす

  • 室内の掃除や換気をこまめに行い、ホコリやダニを防ぐ
  • 布団やカーペットの定期的な洗濯・クリーニング
  • タバコの煙や強いにおいの洗剤など、刺激物質を避ける

運動は無理のない範囲で

  • 運動が発作を引き起こすこともありますが、軽いウォーキングやストレッチなら気道への負担が少ない
  • 急な激しい運動より、適度な有酸素運動を習慣化するのが望ましい

天候や季節の変化に注意

  • 寒暖差が激しいときや花粉の飛散が多い時期には、マスクやスカーフで気管を保護
  • 部屋の温度・湿度を調整し、気道が乾燥しないように

薬物療法も併用してコントロール

気管支喘息では、長期管理薬(吸入ステロイドなど)を継続的に使用し、気道の炎症を抑えながら発作を予防するのが基本です。発作時には、短時間作用性β2刺激薬(リリーバー)を使用して、呼吸を楽にします。自己判断で薬を中断すると、症状が悪化しやすいので、必ず医師の指示を守りましょう。

すみだ両国まちなかクリニックでのサポート

当院では、気管支喘息の方に向けて以下のようなサポートを行っています。

  • 問診・聴診を通じて、発作の頻度や環境要因を総合的にチェック
  • 患者さんのライフスタイルに合わせた薬物治療の提案と経過観察
  • 生活習慣や住環境のアドバイスを通じて、より発作が起こりにくい環境づくりをサポート

「せきや息苦しさで夜も寝られない」「発作が怖くて思うように行動できない」という方こそ、無理せず一度ご相談ください。正しい治療と日常の工夫で、気管支喘息と上手に付き合いながら、思い通りに過ごせる生活を目指しましょう。

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