レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)でお悩みの方へ
「夜になると脚がむずむずしてじっとしていられない」「寝ようとしても足に違和感があり、どうしても動かしたくなる」
こうしたレストレスレッグス症候群(RLS、むずむず脚症候群)は、脚の不快感やむずむず感によって、入眠や睡眠を妨げる睡眠障害のひとつです。当院では、総合内科的な視点で原因をチェックしながら、症状の軽減を目指す治療・アドバイスを行っています。
こんなお悩みありませんか?
- 夜寝る前やリラックス時に脚がむずむずして落ち着かない
- 脚の違和感を動かさないと耐えられないほど強く感じる
- そのせいで寝付きが悪く、夜中に何度も目が覚める
- 日中は何ともないのに、夜になると症状が強まる
- 慢性的な寝不足で日中の倦怠感や集中力低下に悩まされる
このような状況が2週間以上続いている場合は、レストレスレッグス症候群の可能性があります。
レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)の特徴・原因
レストレスレッグス症候群(RLS)は、脚を中心としたむずむず感・不快感が安静時(特に夜間)に強まり、動かさないと落ち着かない状態を指します。
- 鉄欠乏性貧血や妊娠などで症状が出やすい場合も
- 末梢神経や脊髄、脳内のドーパミン機能異常などが関与していると考えられる
- 寝付きの悪さや中途覚醒が頻発し、慢性的な睡眠不足を招く
放置すると昼間の眠気や生活の質(QOL)が大きく低下するため、早めの対処が重要です。
当院での診療方針・できること
- 問診・身体検査・必要な血液検査
- 鉄欠乏や貧血、甲状腺機能など、関連する可能性のある身体的要因をチェックします。
- 症状の出るタイミングや強さ、寝る前の生活習慣などを丁寧にヒアリング。
- 生活指導・軽い運動・ストレッチのアドバイス
- 軽いストレッチやマッサージ、入浴習慣の調整など、脚の症状を緩和する取り組みを提案します。
- カフェインやアルコールの摂取制限も有効な場合があります。
- 薬物療法(ドーパミン作動薬・鉄剤・睡眠薬など)の検討
- 症状が強い場合、ドーパミン受容体作動薬を中心に、貧血があれば鉄剤、入眠困難があれば睡眠薬を一時的に処方するなど、個々の状況に合わせた治療を行います。
専門的治療・重症例への対応
RLSが重度で、薬物療法や生活習慣改善だけではコントロールが難しい場合、神経内科や専門医療機関との連携を行うこともあります。
また、うつ病や不安障害など他の精神疾患を併発しているケースも珍しくないため、症状の経過を見ながら総合的にアプローチする体制を整えています。
よくあるご質問(Q&A形式)
Q1. むずむずするのは気のせいではないのですか?
A. RLSはれっきとした医療的疾患であり、「気のせい」ではありません。神経やドーパミン、鉄分不足などの要因が絡むため、適切な治療や生活指導で改善できる可能性があります。
Q2. ドーパミン作動薬には副作用がありますか?
A. 薬によっては吐き気やめまいなどの副作用が生じる可能性がありますが、医師が状態に合わせて処方量を調整するため、大きな問題に至ることは少ないです。疑問点があれば遠慮なくご相談ください。
まずはお気軽にご相談ください
レストレスレッグス症候群(RLS)は、夜間のむずむず感が慢性的な睡眠不足やストレスを引き起こし、生活の質を低下させる病気です。「脚の不快感で眠れない」「動かさないと落ち着かない」と感じている方は、すみだ両国まちなかクリニックへご相談ください。
当院では総合内科的な視点から、血液検査や生活習慣指導、薬物療法を含む幅広いアプローチで、心地よい睡眠を取り戻すお手伝いをいたします。