不安障害に伴う睡眠障害でお悩みの方へ
「夜になると不安が強まり、頭から離れない」「寝る前に心配事を考えすぎてしまい、なかなか寝付けない」
こうした不安障害に伴う睡眠障害は、心配や恐怖感が強くなることで入眠障害や中途覚醒などを引き起こし、日中の集中力や生活の質(QOL)を大きく下げる要因になります。当院では、不安障害に伴う不眠や寝不足感を、総合内科的な視点でサポートいたします。
こんなお悩みありませんか?
- ささいなことが気になりすぎて、夜に頭が冴えてしまう
- 不安で眠れない日が続き、朝起きても疲れが取れない
- 眠ろうとすると動悸や息苦しさを感じ、ますます不安になる
- 「また眠れないかもしれない」と考えるだけで落ち着かない
- 日中に強い眠気やだるさで、仕事や家事、勉強に支障が出ている
上記のような症状が2週間以上続く場合は、早めに対策することで悪化を防ぐことができます。
不安障害に伴う睡眠障害の特徴・原因
不安障害とは、過剰な不安や恐怖感が慢性的に続き、日常生活に支障をきたす状態を指します(全般性不安障害、パニック障害、社会不安障害など)。
- 不安の高まり → 自律神経の乱れ → 寝付きの悪さや睡眠の浅さを引き起こす
- 不眠状態が続くと、さらに不安感が増幅してしまい、悪循環に陥る
こうした睡眠トラブルを放置すると、うつ病や体調不良につながるリスクもあるため、早めの受診・ケアが重要です。
当院での診療方針・できること
- かかりつけ医としての一次受け
- 当院では、不安障害の既往がある方や、専門クリニックに通院中の方でも、まずは気軽にご相談いただけます。
- 必要に応じて血液検査などで身体面の不調を除外し、総合内科的な視点で診察いたします。
- 薬物療法(抗不安薬・睡眠薬など)
- 不安が強く入眠困難が続く場合、一時的に抗不安薬や睡眠薬を処方することがあります。
- 効果や副作用、依存リスクに配慮しながら、経過を見て調整します。
- 生活習慣の見直し・ストレスケア
- 夜間のスマホやカフェイン摂取など、睡眠を妨げる習慣を見直し、改善ポイントをアドバイスします。
- 不安を軽減する簡単なリラクゼーション法や、必要に応じてカウンセリングの利用も提案します。
専門的治療・重症例への対応
当院はあくまでも一次受けとして診療を行い、認知行動療法(CBT)など専門的な心理療法が必要と判断される場合は、精神科専門医やカウンセリング施設との連携を行います。
不安障害は長期にわたりケアが必要なことがあるため、患者さんの状態や希望に合わせて最適な治療環境へ橋渡しできる体制を整えています。
よくあるご質問(Q&A形式)
Q1. 普段から心配性ですが、これは病気なのでしょうか?
A. 心配性自体は性格の一面かもしれませんが、日常生活に支障が出るほどの不安感や不眠が続く場合は医療的なアプローチが必要です。早めに受診することで、症状の悪化を防ぎやすくなります。
Q2. 睡眠薬を使いたくないのですが、治せますか?
A. 軽度の症状であれば、生活習慣改善やストレスケアだけで改善が見られることも少なくありません。ただし、不眠が重度の場合は、一時的に薬物療法を併用すると効果的です。医師と相談しながら治療方針を決めましょう。
まずはお気軽にご相談ください
不安障害による不眠や寝付きの悪さは、適切な対策を講じることで改善できるケースが多くあります。眠れない状況を放置すると、体力的にも精神的にも疲弊し、さらなる不安やうつ状態を招く危険性があります。
「どうしても夜になると不安が増す」「寝不足で日中がつらい」などのお悩みをお持ちでしたら、ぜひすみだ両国まちなかクリニックへご相談ください。患者さんに寄り添いながら、必要な治療・サポートを行っていきます。