うつ病・双極性障害に伴う睡眠障害

うつ病・双極性障害に伴う睡眠障害でお悩みの方へ

「うつ状態が続き、夜になると不安が強まり眠れない」「双極性障害の躁状態で気分が高まると、ほとんど寝ずに活動してしまう」
こうした精神疾患に伴う睡眠障害は、病気の症状の一部でもあり、生活リズムを乱す大きな要因にもなります。当院では、うつ病や双極性障害の一次受け診療を行い、患者さんの睡眠トラブルについてもきめ細やかなサポートを行っています。

こんなお悩みありませんか?

  • うつ病で気分が落ち込むとき、夜になかなか寝つけない・朝早く目が覚めてしまう
  • 双極性障害の躁状態になると、興奮して眠気を感じず、ほぼ徹夜でも活動を続けてしまう
  • 眠れない日が続くと、さらに気分の浮き沈みが激しくなる
  • 「寝たいのに眠れない」「寝なくても平気」という状況を繰り返し、日常生活に支障が出ている
  • 抗うつ薬や気分安定薬を飲んでいるが、睡眠の質がなかなか改善しない

上記のような症状が続いているなら、早めの対処で病気の悪化を防ぎやすくなります。

うつ病・双極性障害に伴う睡眠障害の特徴・原因

うつ病や双極性障害(躁うつ病)などの気分障害では、脳内の神経伝達物質バランスが乱れるため、眠りのリズムにも影響が及びやすくなります。

  • うつ病: 気分が沈むときに入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒が起こりやすい。眠れないことでさらに気分が落ち込み、悪循環になりがち。
  • 双極性障害: 「躁状態」では興奮と活動欲が高まり、短時間睡眠でも平気になったり寝つけなくなったりする。「うつ状態」では眠りづらさや過剰な眠気に悩まされることも。

こうした睡眠障害を放置すると、日常生活のリズムが崩れ、症状が長引いたり再発リスクが高まる要因になります。

当院での診療方針・できること

  1. かかりつけ医としての一次受け診療
    • うつ病や双極性障害の既往がある方や、精神科に通院中の方でも、まずはお気軽にご相談ください。
    • 必要に応じて血液検査などの身体面チェックも行い、総合内科的な視点で睡眠障害の原因を探ります。
  2. 薬物療法(抗うつ薬・気分安定薬・睡眠薬など)の見直し
    • すでに精神科で治療中の方でも、当院で睡眠薬や抗不安薬を一時的に補助的に処方する場合があります。
    • 副作用や依存リスクに注意しながら、症状の経過を定期的に確認し、必要に応じて調整します。
  3. 生活習慣・睡眠衛生指導
    • 夜間のスマホやPC使用、昼夜逆転の生活パターンを見直すなど、ライフスタイルの調整をサポートします。
    • 心理的ストレスを緩和するためのリラクゼーション法や軽いカウンセリングも行っています。

専門的治療・重症例への対応

当院はあくまでも一次受けとして診療を行い、重症例や専門的な心理療法(認知行動療法など)が必要な場合は、精神科専門医やカウンセリング施設と連携いたします。
うつ病や双極性障害は長期的なケアが必要なケースが多いため、患者さんそれぞれの症状や生活背景に合わせた治療計画を一緒に考えていきます。

よくあるご質問(Q&A形式)

Q1. うつ病・双極性障害の治療中ですが、睡眠薬を追加しても大丈夫?
A. 病状や服薬状況によりますが、不眠が強い場合、一時的に睡眠薬を併用することで症状を安定させることがあります。主治医との情報共有をしつつ、慎重に対応いたします。

Q2. 躁状態で眠れないときはどうすればいいですか?
A. 気分安定薬や抗精神病薬で躁状態をコントロールしつつ、必要に応じて睡眠薬を使います。生活リズムの乱れが悪化させる場合もあるため、就寝・起床時間や刺激物(カフェインなど)の摂取に注意しましょう。

まずはお気軽にご相談ください

うつ病や双極性障害の治療中に睡眠トラブルが生じると、気分症状との悪循環に陥りがちです。すみだ両国まちなかクリニックでは、患者さんのお話を丁寧に伺い、必要な検査や薬物療法、生活習慣指導など多角的なアプローチでサポートいたします。
「眠りが安定しない」「薬を飲んでも寝付きが悪い」などのお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

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