睡眠不足症候群

睡眠不足症候群でお悩みの方へ

「平日は深夜まで仕事やスマホを見ていて、いつも寝不足」「休日に寝だめをしても疲れが抜けず、月曜の朝が一番つらい」
このように、慢性的な睡眠不足が続く状態を睡眠不足症候群と呼びます。単なる“徹夜”や“寝不足”と放置していると、心身の不調につながり、生活習慣病のリスクも高まる恐れがあります。当院では、かかりつけ医として睡眠不足による症状の原因を探り、ライフスタイルに合った改善策を一緒に考えていきます。

こんなお悩みありませんか？

• 夜遅くまで仕事や勉強、スマホで動画を見てしまい、睡眠時間が不足している
• 日中の強い眠気や集中力の低下で、仕事や学業のパフォーマンスが落ちている
• 休日にまとめて寝ても、疲れが完全にとれず、体のだるさが残る
• 食生活が乱れ、体重増加や肌荒れなど体調不良も感じるようになった
• 週の半ばからどんどん寝不足が蓄積し、週末にはぐったりしてしまう

もしこんな状況が2週間以上続いている場合、早めの生活習慣の見直しが必要かもしれません。

睡眠不足症候群の疾患の特徴・原因

睡眠不足症候群は、本来必要な睡眠時間を確保できない生活パターンが持続することで起こります。

• 夜更かし（残業、深夜のスマホ・ゲームなど）
• シフト勤務や夜勤など不規則な就寝・起床時間
• 休日と平日で大きく異なる睡眠リズム
• 過度なストレスや緊張による入眠障害

これらの要因が重なると、体と脳の休養が十分にとれず、日中のパフォーマンス低下やイライラ、倦怠感が常態化します。

当院での診療方針・できること

1. 丁寧な問診・必要な検査
   • 日々の就寝・起床時間、仕事や学業のスケジュール、スマホ使用時間などを伺い、必要に応じて血液検査で身体的トラブルを確認します。
2. 睡眠衛生指導・生活習慣の見直し
   • 寝る前のスマホやカフェイン摂取を控える、適度な運動を取り入れるなど、ライフスタイルの改善方法を提案します。
   • ストレス要因が大きい場合は、ストレスマネジメントや心療内科的な相談も受け付けます。
3. 薬物療法の検討
   • 不安・緊張が強く入眠しづらい場合、睡眠薬や抗不安薬を一時的に処方することもあります。経過を見ながら適宜調整し、依存リスクを低減します。

専門的治療・重症例への対応

睡眠不足の背後にうつ病や不安障害、睡眠時無呼吸症候群（SAS）などが潜んでいるケースもあります。当院では、それらが疑われる場合や症状が重いと判断される場合、連携する専門医療機関へのご紹介を行います。
早期に問題を把握し、生活習慣の改善や他疾患の治療を同時に進めることで、症状の悪化を防ぎやすくなります。

よくあるご質問（Q&A形式）

Q1. 休日に寝だめをすれば平日の睡眠不足を解消できますか？
A. ある程度の回復効果はありますが、かえって生活リズムが乱れる原因にもなります。可能な限り毎日同じ就寝・起床時間を守ることが理想的です。

Q2. どれくらい寝れば十分なのか分かりません。
A. 個人差はありますが、成人で1日6〜8時間が目安です。日中に眠気や疲労感を強く感じない程度の睡眠が確保できていれば大丈夫です。

まずはお気軽にご相談ください

睡眠不足を軽視していると、うつ病などのメンタル疾患や生活習慣病を招くリスクが高まる場合もあります。「なかなか疲れが取れない」「仕事や勉強に集中できない」と感じる方は、ぜひすみだ両国まちなかクリニックへご相談ください。
患者さんの生活背景を踏まえた改善策を一緒に考え、質の高い睡眠と健康的な生活リズムを取り戻すお手伝いをいたします。