社会不安障害(社交不安症)でお悩みの方へ
「人前で話すと極度に緊張してしまう」「会議の発言時に頭が真っ白になる」「誰かと会うだけでドキドキが止まらない」
こうした症状が日常生活や仕事に大きな支障を来している場合、社会不安障害(社交不安症)の可能性があります。当院では、かかりつけ医としての視点から不安の程度や身体的要因をチェックし、必要な治療やサポートを提供いたします。
こんなお悩みありませんか?
- 人前や初対面の人と話すとき、動悸や手の震えが止まらない
- 話そうとしても声が震えてしまい、恥ずかしさや不安で頭が真っ白になる
- 他人の目が気になって、人が集まる場所に行くのを避けがち
- 「もっと堂々と振る舞いたいのに…」という思いが強く、落ち込むことが多い
- 苦手なシチュエーションを考えると、前日から不安で眠れない
「自分だけがこんなに緊張するのはおかしい」と思い込まず、まずはお気軽にご相談ください。適切なアプローチで症状は改善できます。
社会不安障害疾患の特徴・原因
社会不安障害は、他者の視線や評価に対する強い恐怖感により、会話・発表・会食などの社交場面で過度な緊張や身体症状(動悸、発汗、震えなど)が出る疾患です。
性格的にまじめで責任感が強い方や、失敗経験を気にしやすい方などが発症しやすい傾向があります。単なる「恥ずかしがり」ではなく、脳内の不安システムが過敏になっている場合も多いため、専門的な対処が大切です。
当院での診療方針・できること
当院は、社会不安障害が疑われる方に対し、以下のようなサポートを行っています。
- 丁寧な問診・必要な検査
- いつ、どんな場面で不安が強くなるかを伺い、身体的な疾患が隠れていないか確認します。
- 薬物療法(抗不安薬・SSRI・βブロッカーなど)
- 症状やライフスタイルに合わせて、緊張を和らげる薬を処方します。プレゼンなど特定の状況だけに使えるお薬の使い方もお伝えします。
- 生活習慣・ストレスマネジメント
- 睡眠不足や過労は不安を増幅させます。生活リズムやストレス要因を見直すためのアドバイスも行います。
専門的治療・重症例への対応
社会不安障害の治療には、認知行動療法(CBT)などの心理療法が大きな効果をもたらすことがあります。当院では、こうした専門的治療が必要と判断された場合や、長期的なカウンセリングを希望される場合には、提携先の精神科・カウンセリング機関をご紹介いたします。
まずは当院で現在の状態を把握し、重症度や患者さんの希望に合わせて最適な医療機関へつなぐのが一次受けとしての役割です。
よくあるご質問(Q&A形式)
Q1. ただのあがり症とどう違うのですか?
A. あがり症は誰にでも起こり得る一過性の緊張ですが、社会不安障害では日常生活や仕事、学業に支障が出るほどの強い恐怖感が続きます。程度の差はあれど「どうしても避けたい」と感じるなら受診をおすすめします。
Q2. βブロッカーってどんな薬ですか?
A. 本来は高血圧や心臓病の治療薬ですが、動悸や震えなど自律神経症状を抑える効果があります。プレゼンや試験など特定の場面で一時的に使う場合もあります。
まずはお気軽にご相談ください
社会不安障害は「性格の問題」や「甘え」ではなく、適切な治療やサポートによって克服・改善が期待できる疾患です。
「人前が怖くて避けてばかり」「緊張で仕事に支障が出ている」など、つらい状況が続いている方は、我慢せずにすみだ両国まちなかクリニックへご相談ください。一歩踏み出すことで、より生きやすい毎日を目指しましょう。